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加齢黄斑変性 - 専門医がお答えします

医療法人新成会 石田眼科クリニック 院長

石田 一成

当院は白内障、緑内障、網膜硝子体、眼形成(まぶた・涙道)、屈折矯正(オルソケラトロジー)、小児眼科(斜視・弱視・近視進行抑制)など、各分野の専門医と視能訓練士が連携し、幅広い眼科疾患に対応する眼科専門クリニックです。

物が見えにくくなったので先日眼科に行ったら「加齢黄斑変性」と言われました。治療すれば治りますか?(58歳男性)

加端黄斑変性とは、網膜の中心にある「黄斑」という部分に異常が生じる病気です。黄斑は、文字を読んだり、人の顔を認識したりするなど、視力の中でも“はっきり見る”ために最も重要な場所です。
この黄斑に障害が起こると、視野の中心がぼやける、ゆがむ、暗く見える、視力が低下するなどの症状が現れます。加齢に伴い発症することが多く、高齢者の視力低下の主な原因のひとつとして知られています。
特に50歳以上の方に多く見られ、年々患者数が増加しています。

1.主な症状
加齢黄斑変性の症状は、兄たいものの中心が見えづらくなることが特徴です。症状としては以下のようなものがあります。
(1)中心がぼやける、暗く見える
(2)直線がゆがんで見える
(3)視力が低下する
特に片目ずつ見たときに異常に気づくことが多いため、日常生活の中で違和感を感じたら、両目でなく片目ずつ確認することも大切です。

2.加齢黄斑変性の種類
加齢黄斑変性には、大きく分けて2つのタイプがあります。

(1)滲出型(しんしゆつがた)
・異常な血管〔新生血管)が黄斑の下にできて、出血や水分がしみ出す
・視力が急激に低下することが多い
・治療による視力回復の可能性がある
(2)萎縮型(いしゅくがた)
・網膜の細胞が加齢により徐々に機能を失っていく
・ゆっくりと進行するが、効果的な治療法が限られている

今回、眼科でどちらのタイプと診断されたかにより、今後の治療方針が異なります。特に滲出型は早期発見?早期治療が視力を守るうえで非常に重要です。

3.治療法
加齢黄斑変性のうち、滲出型には現在、有効な治療法が確立されています。

◎抗VEGF薬の硝子体内注射
眼球の中(硝子体)に直接注射を行い、異常な血管の成長や出血・むくみを抑える治療です。症状の進行を止めたり、視力の改善が期待できるため、現在では最も一般的な治療法となっています。治療は月1回のペースで数回行い、以後は経過に応じて間隔をあけながら継
続する場合があります。

◎その他の治療法
過去にはレーザー治療や光線力学的療法
(PDT)なども行われていましたが、現在は抗VEGF薬による注射が第一選択と &
なっています。
一方、萎縮型については根本的な治療法がまだ確立されていませんが、進行を遅らせるための生活習慣の見直しやサプリメントの使用などが行われます。

4.予防と生活上の注意点
加齢黄斑変性は、完全に防ぐことはできませんが、リスクを下げたり進行を抑えたりすることは可能です。
以下のような対策が推奨されます。

・禁煙:喫煙は最大の危険因子で、発症リスクを大きく高めます
・紫外線対策:外出時にはサングラスや帽子を活用しましょう
・食生活の改善:抗酸化作用のある栄養素〔ルティン、ビタミンC.E、亜鉛、オメガ3脂肪酸など)を含む食材を積極的に摂取
・サプリメント:医師の指導のもと、サプリメントを活用することもあります
・定期的な眼科検診:特に歳以上では、年に一回の検診をおすすめします

5.まとめ
加齢黄斑変性は、放置すると視力を著しく損なうおそれがある病気ですが、早期に発見し、適切な治療を受けることで視力の維持・改善が可能です。見え方に違和感を覚えたら、すぐに眼科を受診し、症状の進行を防ぎましよう。


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