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目のケアについてよくある質問

はやり目 - 専門医がお答えします

医療法人新成会 石田眼科クリニック 院長

石田 一成

当院は白内障、緑内障、網膜硝子体、眼形成(まぶた・涙道)、屈折矯正(オルソケラトロジー)、小児眼科(斜視・弱視・近視進行抑制)など、各分野の専門医と視能訓練士が連携し、幅広い眼科疾患に対応する眼科専門クリニックです。

子どもがスイミングから帰ると目が真つ赤で痒いみたいです。 触らないように注意していますが、病院に行った方がいいでしょうか。(38歳女性)

1.はやり目とは
はやり目とは、正式には「流行性角結膜炎」と呼ばれる、アデノウィルスによるウィルス性結膜炎のことを指します。非常に感染力が強く、特に夏季に流行しやすい傾向があります。目が赤くなる(充血)ヽ大量の目やに、かゆみや異物感などの症状が現れます。学校や保育園、スイミングスクールなど、子ども同士が接触する機会の多い場所で感染が広がることが多いため、「はやり目」という名前で広く知られています。

2.はやり目の原因
アデノウィルスというウィルスに感染することで発症します。このウィルスは非常に感染力が強く、感染者の涙や目やにに含まれるウィルスが、手やタオルなどを介して他人の目に大ることで感染が広がります〔接触感染〕。ウィルスは目の粘膜に付着することで感染し、潜伏期間〔症状が出るまでの期間〕はおおよそ1、2週間です。片目から症状が始まり、数日以内にもう片方の目にも広がることがよくあります。

3.主な症状
典型的な症状は以下の通りです。
(1)充血
(2)粘り気のある黄色っぽい目やに
(3)涙目・異物感
(4)かゆみ・軽い痛み
(5)まぶたの腫れ
(6)両目に症状が広がる
(7)眩しさ〔羞明〕
重症化すると、まぶたの裏に炎症の白い膜〔偽膜〕ができることや、角膜〔黒目〕に炎症が波及し、傷跡が一生残り〔角膜混濁〕、視力が回復しないこともあります。

4.治療法と注意点
はやり目には、現時点で特効薬〔ウィルスを直接抑える薬〕はありません。そのため、基本的には自然治癒を待つことになります。他の感染を予防する目的で、抗炎症薬や抗菌薬の目薬を使用します。発病後1、2週程度で治る場合が多いですが、重症な場合は1ヶ月以上かかることもあります。
感染力が非常に強いため、家庭内や学校などでの感染予防が重要です。患者さん本大には、目をこすらない、タオルを家族と共有しない、手をこまめに洗うなどの指導が必要です。
また、はやり目と診断された場合、学校保健法により「出席停止」となるため、登園・登校の再開には医師の許可が必要です。

5.予防方法
はやり目の予防には、以下の点に注意しましょう。
(1)手洗いの徹底:石けんと流水で丁寧に洗うことが最も有効です。
(2)タオルや洗面用品、枕などの寝目あ共用を避ける。
(3)感染者との密接な接触を避ける。
(4)目に触れる前には必ず手を洗う。
(5)お風呂は、感染者が最後に入る。

6.まとめ
はやり目は、子どもから大人までかかる可能性があり、特に集団生活を送る環境では感染が広がりやすい病気です。目の充血やかゆみ、目やになどの症状が見られたら、早めに眼科を受診し、適切な対処を受けることが大切です。感染予防の基本は「触らない」「うつさない」「広げない」です。目の健康を守るため、日頃から予防を意識した生活を心がけましよう。


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