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目のケアについてよくある質問

白内障 - 専門医がお答えします

医療法人新成会 石田眼科クリニック 副院長

宮瀬 太志

当院は白内障、緑内障、網膜硝子体、眼形成(まぶた・涙道)、屈折矯正(オルソケラトロジー)、小児眼科(斜視・弱視・近視進行抑制)など、各分野の専門医と視能訓練士が連携し、幅広い眼科疾患に対応する眼科専門クリニックです。

白内障の自覚症状はどのような感じでしょうか、受診は早いほうがよいでしょうか。(53歳女性)

白内障とは、目の中にある水晶体という透明なレンズが濁ってくる病気で、主に加齢に伴って発症します。
多くの方が免許更新などをきっかけに発見される病気ですが、ゆっくりと進行するため、自覚症状に乏しく、受診が遅れてしまうことも少なくありません。

1.自覚症状
白内障の代表的な自覚症状として、まず挙げられるの「ものがかすんで見える」「霧がかかったように見える」といった視界の変化です。
眼鏡を調整してもくっきり見えない、新聞やスマートフォンの文字が読みづらく、目が疲れやすくなったと感じることがあります。
また、光をまぶしく感じゃすくなり、特に天気の良い日の屋外や、夜間の車の運転で対向車のライトが辛く感じられることも典型的な症状です。進行すると、物が二重三重に見えたり、色がくすんで見えたりするようになります。

2.受診のタイミング
受診については、こうした症状に気づいた段階で、一度眼科を受診することをおすすめします。
「白内障は命に関わる病気ではありませんが、進行すると日常生活に大きな支障をきたします。さらに、白内障が進行すればするほど、手術治療に伴うリスクが高まり、目への負担も大きくなる傾向があります。
現在行われている白内障手術は、医療技術の進歩により安全性の高い手術とされています。手術中や手術後の痛みはほとんどなく、短時間で行われることが多いため、日帰りでの治療が可能な場合がほとんどです。
さらに、手術では近視や遠視、乱視などを同時に矯正することで、裸眼での見え方を改善できるという利点もあります。
早期の受診によって、このまま経過観察でよいのか、手術治療を検討する段階なのかを適切に判断することができます。

ところで、白内障は加齢によって起こる病気という印象が強いですが、実際には若い年代でも発症することがあります。強い近視、糖尿病などの全身疾患、長期間にわたるステロイド薬の使用、過去の目のけが、喫煙習慣などは、白内障を早期に発症・進行させる要因として知られています。また、紫外線に長年さらされる生活環境も影響すると考えられています。

3.日常生活での注意点
まず挙げられるのが紫外線対策です。外出時には帽子やサングラスを活用するとよいでしょう。
また、糖尿病がある方は、特に血糖コントロールが不十分な場合、白内障が進みやすくなるため、全身管理も重要です。
喫煙は白内障だけでなく、黄斑変性症をはじめとする他の眼疾患や全身疾患のリスクにもなるため、禁煙が勧められます。
さらに、受診を先延ばしにした場合の生活上のリスクについても知っておくことが大切です。
見えにくい状態が続くと、段差や階段でつまずきやすくなり、転倒や骨折のリスクが高まります。特に高齢の方では、夜間や薄暗い場所での転倒事故が問題となります。
また、車の運転では標識や信号の見落とし、対向車のライトによる強いまぶしさが、事故につながる危険性も指摘されています。
加えて、近年では視力低下と認知症との関連も注目されています。白内障によつて視覚から得られる情報が減少し、活動量や社会的な刺激が低下すると、認知機能の低下を助長する可能性があると考えられています。

4.まとめ
このように白内障は、見え方だけでなく、生活の質全体に影響を及ぼすことのある病気です。「まだ見えているから大丈夫と自己判断せず、早めに正しい情報を知り、適切なタイミングで眼科を受診することが安心につながります。早期発見・早期対応によって、健康で自立した生活を長く続けていきましょう。

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