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目のケアについてよくある質問

緑内障 - 専門医がお答えします

医療法人新成会 石田眼科クリニック 院長

石田 一成

当院は白内障、緑内障、網膜硝子体、眼形成(まぶた・涙道)、屈折矯正(オルソケラトロジー)、小児眼科(斜視・弱視・近視進行抑制)など、各分野の専門医と視能訓練士が連携し、幅広い眼科疾患に対応する眼科専門クリニックです。

健診を受けたら緑内障と言われました。緑内障は治らないと聞いていますが、改善するものでしょうか。(50歳男性)

緑内障とは眼圧(眼の中の圧力)が上がることにで、視神経が障害され、視野(見える範囲)が狭くなる病気です。
傷んだ神経を治す方法がないため、失った視野を戻すことはできません。そのため、最終的には失明に至ることもあり、残念ながら日本の失明原因1位の病気となっています。緑内障は「治らない」とされている病気ですが、早期発見し、適切な治療を受けることで、ほとんどの人は生涯視野と視力を保つことができる病気です。

1.房水とは
眼の中には房水という液体が入っています。房水は毛様体という部分で作られ、隅角から排出され、常に循環しています。緑内障は、房水を排出する部分が詰まったり、狭くなったりすることで、眼の中の房水が増加し、眼圧が上昇することで、視神経がその圧に耐えられなくなることで神経が傷む病気です。

2.緑内障の種類・症状・治療法
緑内障には大きく分けて2つのタイプがあり、治療方針が異なります。

■開放隅角緑内障
房水が排出される隅角が開いている緑内障で、房水を排出する管が数ヶ月から数年かけて徐々に詰まっていくことで眼圧が徐々に上昇します。
多くの場合は痛みなどの自覚症状がないため、眼科検診でしか発見することができません。視野障害はゆっくりと進行していき、数ケ月から数年以上かけて視野が欠けていきます。かなりの視野が障害されるまで本人は気づかないことも多く、自覚症状が出現してから治療を開始しても手遅れになってしまうこともあります。また、治療せずに放置していると、最終的にはすべての視野が失われ、失明します。
眼圧を下げることで、視野障害の進行を止めることができますので、早期発見して治療を開始できれば、生涯視機能を保つこともできます。基本的には、眼圧を下げる目薬の治療から開始します。点眼を続けても進行する場合はレーザー治療や手術を受けなければなりません。

■閉塞隅角緑内障
隅角が狭い(閉じている)緑内障で、遠視の方に多く起こります。隅角の閉塞は突然起こることもあれば、徐々に起こることもあります。
突然起こった場合は、眼圧が急速に上昇し、激しい眼の痛みや視力低下、頭痛、嘔吐、充血等を伴うこともあります。閉塞が徐々に起こった場合は、開放隅角緑内障と同様にゆっくりと眼圧が上昇するため、症状がなく、徐々に視野障害が進行していることが多いです。
レーザーや手術で治療することが多く、急性の場合は症状が現れてすぐに治療しないと数時間で視力が失われる可能性があり、緊急の治療が必要です。

3.まとめ
緑内障によって失った視野を改善する方法はありませんが、早期発見と適切な治療を受けることで、進行を防ぎ、視力と視野を生涯維持することは十分可能です。ー症状がない初期に発見することが大切ですので、定期的な検診を受け、視野に異常を感じることがあればすぐに眼科を受診することが大切です。


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